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【この人に聞く】株式会社ホシケン 代表取締役社長 星野貴洋氏創業120周年迎え、さらなるDX化を推進営業と配送の専業化でサービス向上へ

  • 執筆者の写真: アートインテリアタムラ
    アートインテリアタムラ
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

 当社は群馬県を中心に北関東エリアにて、7カ所のジャストインタイムの倉庫と営業所を構えてインテリア商材の卸販売を行っています。「誠実」を企業理念に掲げ、「誠意」「熱意」「創意」という三つの気持ちをもってお客様、そして社会へ貢献すべく日々事業活動を行っています。 創業は明治38年(1905年)3月、今年でちょうど創業120周年を迎え、さる4月12日(土)にはホテルグランビュー高崎にて「創業120周年記念式典・祝賀会」を執り行うことができました。長きにわたり会社を支えてくださった諸先輩方、お得意先の皆さまに厚く感謝を申し上げます。

 もともと当社は、曽祖父が和服などを扱う織物業として創業した会社で昭和初期に祖父が内装材の製造業に転換、日本の住宅の洋風化、それにともなうインテリアニーズの高まりとともに事業を発展させてきました。 私が会社に入社したのは今から約30年前になります。その当時はすでに現在のようなインテリア総合商社として事業展開していましたが、内情は旧態依然としたものでした。受発注やお客様への請求書も手書きで行うなどとても非効率で、この状況をどうにかしなくてはならないと必死に取り組んできました。今でいうDX化ですね。古い社員からは経費がかかるとして猛反対されましたが、将来を見据えて押し切り、さまざまな事務作業をシステム化しました。 代表取締役社長に就任したのは12年前の2013年ですが、それ以降もDX化は継続してきました。というよりも一つ効率化すると、それに関連するところもDX化が必要になります。まさにその繰り返しで、細かいことを積み上げていく終わりのない取り組みとなっています。

 そしてもう一つ、私が問屋業として重視している取り組みが営業と配送の分離による専業化です。問屋の営業というと、営業から配送まで何でも対応するイメージですが、お客様からすれば商品知識はもちろん、市場動向や業界情報を知りたいといった営業に求める機能はより高度化・専門化しています。一方の配送に関してもジャストインタイムの納品などきめ細かなサービスが求められます。そうしたニーズに対応するためには営業も配送も専門の担当が行うことが不可欠です。 この営業と配送の分離についてもDX化は欠かせません。まだまだ途上ですが、営業担当と配送担当の情報共有の仕組みなどをしっかり構築し、質の高い営業体制と配送サービスをご提供したいと考えています。 さらに営業と配送の分離は働き方改革という観点からも非常に重要です。役割をはっきりと区分することで生産性が向上し無駄な残業がなくなるとともに人事考課の面でも専門的な視点で評価ができるようになります。また人材採用においても、人手不足が深刻化する中、労働環境を整え、職種をしっかりと区分して求人していかなければ、新卒にしろ中途にしろ採用は難しくなるでしょう。そうした観点からも営業と配送の分離、そしてDX化のさらなる推進による生産性向上を進めていく所存です。 皆さまのお陰を持ちまして創業120年を迎えることができましたが、次の130年、さらには200年を目指して、今後も問屋業を追求していきたいと思います。    (談)

ホシケンのホームページhttps://www.hoshiken.com





 
 
 

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